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11.炭鉱まちの生活

炭坑労働者は、主に炭鉱住宅と呼ばれる長屋(5軒もしくは6軒がひと続きの場合が多い)で生活を行います。長屋の生活は、隣の声も筒抜けで、プライバシーはほぼありませんでした。しかしそのことが、近所同士の結束を強くし家族同然に思いやる生活を営ませていたといわれています。


炭鉱住宅(幌内奔幌内 昭和20年頃)


炭鉱では、24時間体制、8時間交代(一番方:7〜15時、二番方:15〜23時、三番方:23〜7時)で石炭採掘を行っていたため、夫が三番方の勤務で、日中に寝る必要があった時には、妻は足音を立てないようにしたり、子供を外へ連れ出したりして、ゆっくりと休息できるように努めていたそうです。



 

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