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「桂沢エリア秋満喫プランを開催しました!」

 10月18日(日)、第10回ジオツアーを開催し、約20名の方が参加しました。
 今回は、きれいに色づいた紅葉を見て秋を感じながら、桂沢ダムを中心として水にまつわる施設を見てまわりました。桂沢ダムは、北海道で初めて建設された多目的ダムで、水道用水や農業用水を確保し、洪水を防ぎ、発電にも利用されています。
 まず、ダムから送られた水をきれいな水にしている桂沢水道企業団とダムの水で発電している電源開発株式会社の桂沢営業所を見学しました。ダムを利用している施設を見た後に、桂沢ダムの見学をしました。
 また、ダム建設時に材料となる石を切り出した桂沢ダム原石山で地層の見学や化石探しを行った他、桂沢湖で開催された紅葉まつりの見学を行いました。

●桂沢水道企業団

 桂沢水道企業団の職員の方からお話しをしていただいた後、浄水のしくみについての映像を見ました。ダムから送られた水は、沈殿、ろ過、滅菌の過程を経て、皆さんが普段使っている生活用水となっています。
 

 映像を見た後に、沈殿池とろ過池を見学しました。写真の施設は、ろ過池で、沈殿池で泥を取り除いた後、水を砂に通して更にきれいにしています。ろ過をした後の砂を洗っているところを見せていただき、参加者の皆さんはじっくりと眺めていました。

●電源開発株式会社

 桂沢営業所では、ダム水路式の水力発電を行っています。ダム水路式は、水の落差を利用した発電で、桂沢ダムから写真の左側にある管の中を水が通って、発電所の地下にあるタービン(水車)を回しています。

●桂沢ダム

 ダムの職員の方から、桂沢ダムが昭和32年に完成したことや、三笠層という硬い地層があるところにダムを作ったことなどについて説明していただきました。
 

 提体内部には浄水場に水を送るためのバルブや管があることや、内部の壁は木の型枠を使って作られたため、木目が見えることなどのお話しをしていただきながら見学しました。

●桂沢ダム原石山

 博物館の学芸員が地層や化石について説明した後、化石を探しました。
 ツアーの参加者の皆さんは、生き物の巣穴の化石(生痕化石)や貝の化石を見つけていました。

●紅葉まつり

  当日は、桂沢湖で紅葉まつりが開催されており、様々な出店やステージショーがあり、多くの人でにぎわっていました。

 今年度のジオツアーは、今回で最後となりました。ツアーに参加していただいた皆さん、ありがとうございました。
 来年度は、皆さんにもっと楽しんでいただける三笠ジオパークのジオツアーを計画していますので、皆さんの参加をお待ちしております。


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