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展示室1【白亜紀の世界と化石】

白亜紀の海へようこそ!1億年前の白亜紀の海中をイメージし、ブルーに配色された展示室には、北海道から発見されたアンモナイトを中心に、約1,000点の化石を展示しています。日本ではアンモナイトの化石は、北海道から最も多く発見され、質・量ともに他地域の追随を許しません。当館は、そうした北海道産のアンモナイトを約190種600点も展示しており、日本一のアンモナイト博物館として知られています。
なお、展示ケースに入っていない展示物は「さわらないでください」と掲示してある一部のものを除いて、すべて自由に手でふれることができます。ぜひ大きなアンモナイトに触れて、生命と地球の不思議を感じてください!写真撮影は三脚を使わない限り自由です。


  

1  白亜紀の化石と北海道

北海道には約1億年前の白亜紀に堆積した蝦夷層群(えぞそうぐん)とよばれる地層が、北海道中央部を南北に縦断して分布しており、そこからアンモナイト、イノセラムス(二枚貝)、そして首長竜やモササウルスなどの海生爬虫類の化石が多く発見されています。ここでは、北海道の地質学的な成り立ちと、白亜紀という時代がどのようなものであったのかをパネルで解説しています。
 


 

2  アンモナイトの進化の歴史

アンモナイトがどのような生物であったのか、ということを殻の構造や特徴、進化の歴史などの観点から解説を行っています。また、どのように種類を見分けるのか、その観察の仕方についても、実物とパネルを用いて解説を行っています。さらに、北海道産のアンモナイトと比較のために外国産のアンモナイトを中心に展示しているコーナーもあります。




 

世界最大のアンモナイト

外国で見つかった世界最大のアンモナイトの化石をもとに製作した実物大の模型で直径が2.5mもあります。
また、このコーナーでは65インチのディスプレイで、アンモナイトがどのような生物であったのかを解説した映像を見ることができます。この映像中ではアンモナイトがどのように泳いでいたのか、精密に再現されたCGが見所の一つです。



 

アンモナイトの系統図

右の図は、系統図と呼ばれるものの一部で、もっとも古いタイプのデボン紀のアンモナイトから最後の白亜紀のアンモナイト類まで、アンモナイトの進化を示しています。この系統図は、実物標本を用いた立体図となっており、アンモナイトの系統図として国内では他に例を見ないものです。





 

アンモナイトの鑑定

アンモナイトの種類の鑑定(専門的には同定といいます)の仕方を解説したコーナです。パネルと、その実例を示した実物標本を展示しています。







 

3  蝦夷層群のアンモナイト

当館の最も中心となる展示です。三笠市をはじめとする北海道全域から収集されたアンモナイトを「科」ごとに分けて、その特徴を解説し、またその「科」に属する「属」ごとに生息期間の長さも示しています。展示している北海道産アンモナイトはおおよそ80種あまりになります。


 



 

4  生命の歴史と化石

35億年と言われる生命史の中で、先カンブリア時代、古生代、中生代そして新生代という地質時代を代表する化石を外国産を中心に展示しています。具体的には、地球に酸素をもたらしたとされるストロマトライト、エディアカラ生物といわれる謎の生物群を代表するディッキンソニア、様々な種類の三葉虫、甲冑魚、腕足類、ウミユリ、鱗木、肉食恐竜の歯、カブトガニ、カメ、コハクに入った昆虫などです。また、そもそも化石とはどのようなものであるのか、という化石の定義と化石のでき方についても解説しています。中でも北海道産のアンモナイトがどのようにして化石となったのかを解説したパネルは必見です。
 

5  蝦夷層群の大型脊椎動物化石

蝦夷層群から発見される首長竜、モササウルスやウミガメに代表される海生爬虫類化石を中心に、北海道ではまだ3個しか見つかっていない恐竜化石のうちの一つであるノドサウルス、大変めずらしい翼竜の化石、海鳥の化石を展示しています。また、このコーナーには、三笠市から発見され、国指定天然記念物となっているエゾミカサリュウも展示しています。



 

エゾミカサリュウ

三笠で発見されたモササウルスの新種(学名:タニファサウルス・ミカサエンシス)の頭骨化石です。1976年6月21日に故村本喜久雄氏によって発見され、翌年7月には国の天然記念物に指定されました(動物化石で天然記念物に指定されているものは国内に2点しかありません)。当初、肉食恐竜ティラノサウルスの頭骨の一部ではないかとされましたが、その後、鑑定の誤りが指摘され、発見から32年後の2008年8月に、新種のモササウルスとして正式に学術論文が発表されましたた。この標本は国内で発見されたモササウルスの頭骨としてはもっとも保存が良いものです。

 

モササウルス全身骨格

アメリカ・カンザス州から発見されたモササウルス(学名:プラテカーパス・ティンパニティカス)の実物骨格標本(体長4.5m)です。残念ながら国内からは、こうしたモササウルスの全身骨格はまだ発見されていません。この化石は蝦夷層群から見つかったものではありませんが、参考標本としてこのコーナーに展示しています。


 
 

6  蝦夷層群のさまざまな化石 

アンモナイト以外にもさまざまな海に生息していた生物の化石が見つかっています。ここでは、そうしたイノセラムス(二枚貝)、二枚貝類、巻貝類、エビやカニの仲間、ヒトデ、ウニ、魚類、植物などの化石をグループごとにコーナーを分けて解説と展示を行っています。




 
 

7 三笠の化石

三笠市から発見される化石で、他地域と較べて特徴的なものを展示しています。具体的には奔別川に分布する蝦夷層群日陰の沢層や、博物館の東側に分布する三笠層から見つかるアンモナイトや二枚貝、古第三紀層から見つかる植物化石や石炭、二枚貝化石などです。また、三笠市に分布する地層の説明も地質図で行っています。


 

 

8  大型アンモナイト

展示室の中央部に直径50cm~130cmあまりのものを多数展示しています。どれも自由に触ることができます。









 

9  恐竜

アメリカから発見されたジュラ紀の大型肉食恐竜アロサウルスの全身骨格レプリカを展示しています。なお、この恐竜の復元姿勢は、尾を引きずって歩くいわゆる「ゴジラスタイル」となっています。実はこれは一昔前の説による復元姿勢で、現在の説では、こうした肉食恐竜は尾を高く上げて、もっと前傾姿勢で歩くとされています。絶滅してしまった生物は、誰も生きた姿を見られないために、研究の進歩によって、それまで正しいとされていた説が間違いとされることがしばしばあります。この展示では、そうした研究の歴史をふまえて、あえて旧来の姿勢のままで展示しています。また、このコーナーではアロサウルスの実物大腿骨化石のタッチコーナーがあり、自由に触ることができます。
 

情報コーナー

展示室内には、情報タブレットiPadが5台設置された情報コーナーがあり、アンモナイトについての情報、化石に関するクイズ、三笠市の見所案内、展示している化石についての詳しい情報を得ることができます。








 

 

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〒068-2111 三笠市幾春別錦町1丁目212-1 電話 01267-6-7545 FAX 01267-6-8455
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)・冬期間の祝日(12月~3月)・年末年始(12月30日~1月4日)