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企画展「北海道のアンモナイト ~セノマニアン編~」準備中!

 一昨年から、当館ボランティアの会と当館共催の企画展シリーズ「北海道のアンモナイト」が毎年開催となっているのをご存知でしょうか。
 この企画展シリーズでは、当館ボランティアの会が中心となって、白亜紀をさらに細かく分けた時代を、順にテーマとして開催しています。一昨年は白亜紀の最後の約2000万年にあたる「サントニアン~マーストリヒチアン期」、昨年は北海道においてアンモナイト化石が豊富に見つかる時代としてはもっとも古い「アルビアン期」という時代をテーマにしていました。

 そして今年の企画展では、「セノマニアン期」という時代を取り上げます。これは、アルビアン期に続く時代で、今からおよそ1億50万年~9390万年前という期間を指します。日本国内では、発見されるアンモナイトの化石の種数がもっとも多くなる時代であり、アンモナイトが一番栄えた時代のひとつと言えます。
 ボランティアの会共催の企画展では毎回、会員の皆さんが長年にわたって収集した秘蔵のアンモナイト化石を展示しています。また、企画展の準備作業の多くを、会員の皆さんが行っているのも、大きな特徴です。今回は、来月より開催される「北海道のアンモナイト ~セノマニアン編~」の準備風景をご紹介します。

 企画展の準備は、開催の2~3ヶ月前、会員の皆さんが折を見て、ご自身の化石コレクションを博物館に搬入するところからはじまります。

 毎年、非常に多くの化石をお持ち込みになるのですが、特に今回は、「アンモナイトがもっとも栄えた時代」の名に恥じず、過去最大規模の370点以上もの化石が運び込まれました!
 

 持ち込まれた化石の持ち主、アンモナイトの種類、見つかった場所……などを、すべてまとめたリストを作成します。そのデータに基づいて、展示する際の標本ラベルを作成します。

 そして、会員の皆さんが一堂に集まれる日に、展示準備の作業を行います。
 まずは会場全体のレイアウトを検討します。
 

 このような展示ケースの配列を考え、さらにケースには入らないような大型アンモナイト化石の展示場所も考えます。
 今回、会場レイアウトは従来とはずいぶん変わりました。特に、大型アンモナイト化石の迫力がより間近で感じられるようになったのではないかと思います。
 

 同時に、アンモナイトの種類も調べなければなりません。

 種類の決め手となる特徴は必ずしもわかりやすいわけではないですし、化石もアンモナイトの殻全体が残っているとは限りません。そしてなにより、アンモナイトの分類に関する文献は、ほとんどが英語です。種類決めは、最後の最後まで悩む問題なのです。
 

 おおまかに種類がわかったら、展示ケースに収めていきます。なにしろ膨大な数の化石がありますから、見やすいように並べるのだけでも一苦労です。

 準備作業の休憩中にも、展示についての話し合いが続きます。

 こうして、雪の降りしきる中、何度も博物館に足を運んだボランティアの会の皆さんのご尽力で、企画展の準備が進んでいきます。
 「北海道のアンモナイト ~セノマニアン編~」は、2月5日(火)から4月14日(日)まで、三笠市立博物館多目的ホールにて開催予定です。ぜひご期待ください!

お問い合わせ先

市立博物館
電話:01267-6-7545
FAX:01267-6-8455

〒068-2111 三笠市幾春別錦町1丁目212-1 電話 01267-6-7545 FAX 01267-6-8455
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)・冬期間の祝日(12月~3月)・年末年始(12月30日~1月4日)