10.大炭鉱時代
三笠には多くの炭鉱が設置されましたが、特に幌内炭鉱、幾春別炭鉱、奔別炭鉱の3つの炭鉱が有名です。こうした炭鉱では、昭和になると機械化が進み、大規模に石炭が採掘されるようになりました。幾春別炭鉱(昭和28年)
幌内炭鉱では、明治12(1879)年から平成元(1989)年までの100年間で合計5500万トン、幾春別炭鉱では、明治19(1886)年から昭和32(1957)年までの71年間で合計650万トン、奔別炭鉱では、明治33(1900)年から昭和46(1971)年までの71年間で合計2650万トンもの石炭が採掘されました。
奔別炭鉱(昭和40年頃)
大規模に石炭が採掘されるようになると三笠の人口は徐々に増加し、昭和34(1959)年には、62781人に達しました。
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