幌内どきどき探検ツアーを実施しました!
10月4日(日)に「幌内どきどき探検ツアー〜北海道初の幌内鉄道を乗りつくそう〜」を実施し、市内外21名の方にご参加いただきました。
このツアーでは、「なぜ北海道最初の鉄道が、“幌内鉄道”であったのか」、そのルーツを探るために、トロッコやアドベンチャートレインに乗車し、どきどきの幌内探検に向かいました。
クロフォード公園(旧三笠駅)を出発し、旧幌内線を走るトロッコや、旧幌内炭鉱を走るアドベンチャートレインの乗車体験、旧幌内炭鉱の見学、鉄道記念館の見学やSL乗車体験など、探検の中での様々な体験を通して、「石炭の発見」によって誕生した「幌内鉄道」や「三笠のまち」の歴史についてお話しさせていただきました。
参加者を乗せて走るトロッコ
アドベンチャートレインに乗車し旧幌内炭鉱探検に出発する様子
探検する様子
炭鉱夫が実際に使用していた蓄電式ヘッドライトを装着する参加者
削岩機(オーガードリル)を利用した炭鉱夫体験
旧幌内変電所
旧幌内変電所内で石炭を観察する様子
鉄道記念館で解説を聞いている様子
今回のジオツアーで訪れた幌内地区は、明治元年の「石炭の発見」をきっかけに、北海道最初の近代炭鉱「幌内炭鉱」がつくられた場所です。そして、そこで採られた石炭を運ぶ目的で敷かれた鉄道が、幌内(三笠)と手宮(小樽)を結ぶ「幌内鉄道」でした。
三笠の石炭が明治元年という歴史的に早い時代に見つかったことには、大地のはたらきが大きく関わっており、そのはたらきがあったからこそ「幌内鉄道」は、北海道で最初、全国でも3番目という早さで敷かれることとなりました。
今回のツアーでは、北海道開拓の歴史でもある「幌内鉄道」や「幌内炭鉱」の跡を、様々な体験やガイドのお話を聞きながら探検することで、見て、聞いて、乗って、触ってと、五感を通して楽しんでいただけるようなツアーとなりました。当時の様子を想像することで、幅広い年代の方に楽しんで頂けたように思います。
今年度のジオツアーは残り全て満員となっておりますが、冬季ジオツアーの検討も含め、今後も様々なツアーやイベントの開催を検討しております。今後とも三笠ジオパークをよろしくお願いいたします。