9月16日（土）に「みかさの炭鉱(やま)と家具つくり見学ツアー〜ニセカシアから生まれた家具の秘密〜」を実施し、市内外から9名の方にご参加いただきました。
　本ツアーは、三笠市内でよく見かける「ニセアカシア（ハリエンジュ）の木」をテーマに、炭鉱の歴史とのつながりや、家具づくりの工場を楽しんでいただくことを目的に開催しました。

　野外博物館内にある旧幾春別炭鉱では、「家具をつくる木材として、なぜニセアカシアが選ばれたのか」をテーマに、北海道開拓の歴史や三笠の炭鉱の歴史を交えながら、ニセアカシアや炭鉱遺産、石炭などについて紹介しました。参加者から「ニセアカシアにも歴史があり、活用されていることを知りました」との感想をいただいており、ニセアカシアの魅力を知っていただけたのではないでしょうか。

　野外博物館で樹木としてのニセアカシアを見学した後は、市内にある飛騨産業（株）北海道工場へ行って、木材としてのニセアカシアや、ニセアカシア製の家具を作っている工場を見学させていただきました。どれもこれも普段見ることのできない特別な体験の連続でしたが、特に曲げ木と呼ばれる技術が圧巻でした。工場内部は、企業機密のため、写真での一般公開ができませんので、気になる方は別の機会にぜひお越しください。

　ツアーの最後には、飛騨産業の家具製品を堪能して、ニセアカシアや樹木の恵みを体験してきました。実際に座ってみると、触り心地も座り心地も最高で、参加者から笑顔がこぼれていました。

　「曲げ木がすごかった！！ソファーが気持ちよかった！！」、「知らなかったことをたくさん知ることができておもしろかったです。三笠の魅力をたくさん感じられました。」などのご感想を参加者の皆さんからいただきました。

　今回のツアーにご参加いただいた皆さん、そしてご協力いただいた飛騨産業（株）北海道工場の皆さん、一緒に素敵なツアーに参加していただきありがとうございました。

 

旧幾春別炭鉱


石炭の露頭


飛騨産業ガイダンス


ニセアカシアの木材


家具の製品体験①


家具の製品体験②
 

 

　三笠ジオパークでは、ジオツアーの他にも、個人・団体ツアー向けのプライベートツアーの受け入れを引き続き実施しています。興味のある方は下記のURLをご覧ください。

【ジオツアーのお申込みはコチラ】
https://www.city.mikasa.hokkaido.jp/geopark/detail/00004857.html