10月15日（日）に、秋の桂沢まるごと満喫ツアーを実施し、市内外から21名の方にお越しいただきました。紅葉を楽しみながら、三笠市立博物館、原石山、新桂沢ダムを見学しました。新桂沢ダムは、約1億年前の地層の上に建てられていることから、大地とのつながりをテーマに各スポットを見学しました。

　まず初めに、新桂沢ダムが建てられている、約一億年前の地層はどのようなものか知るために、三笠市立博物館を見学しました。学芸員から、当時の三笠は海の底であることについて説明があり、なぜ海があったのかといったことや、当時生きていたアンモナイトや翼竜などについて、解説がありました。
 

博物館見学の様子

　次に、ダムの堤体部分で使用した、コンクリート用骨材を切り出していた原石山の見学しました。約一億年前の地層を見学することができる場所となっており、迫力のある景色が広がる中、学芸員の解説付きで見学しました。見学時には、参加者が興味深く見入る様子やスタッフに質問する姿がありました。
 

原石山見学の様子
 

　最後の見学スポットは新桂沢ダムです。ダムのかさ上げ工事はほぼ終わり、ダムの水を満水にする試験湛水開始前の様子を見学しました。建設、管理スタッフの方による解説で、ダムの堤体や管理棟、堤体内部の監査廊を見学しました。ダムの堤体上を自由に歩ける時間も設け、参加者は湖面を眺めたり、写真を撮るなど、思い思いの時間を過ごされました。
 

管理棟見学の様子


堤体上を歩行する様子
 

　三笠の紅葉は、紅葉前の木々もやや残る状況でしたが、ツアー限定スポットからの景色をお楽しみいただきました。ツアーはみかさ桂沢もみじ祭が開催されているみかさ遊園で解散しました。ツアー終了後は、秋の味覚など、お祭りを楽しまれる参加者の姿がありました。
　参加者からは、「普段入ることができない場所を見ることができて楽しかった。」「ちょうど受験生で、地層についてよくわからなかったが、実際に見ることで興味を持てた。」などといった感想をいただきました。

 

　ツアーにご参加いただいた皆さま、またご協力いただいた幾春別川ダム建設事業所、桂沢ダム管理支所、（一財）石狩川振興財団の皆さま、本当にありがとうございました。
 
　こちらのツアーを持ちまして、三笠ジオパークの夏季シーズンの協議会主催ツアーは全て終了しました。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。今後は、冬季、来年度に向けたジオツアー企画を進めていきますので、引き続き三笠ジオパークをよろしくお願いします。