集合場所のクロフォード公園は、幌内鉄道の敷設を担ったアメリカ人鉄道技師のクロフォード氏にちなんで付けられました。
ここはかつて幌内太駅(後の旧三笠駅)と呼ばれた場所で、明治期の写真を用いながらこの地が開拓された背景を紹介しました。 石炭が発見された頃の話を写真を用いて紹介しました。
その後一同は三笠トロッコ鉄道乗り場へ。
幌内鉄道の跡の約2.7kmを乗車し、かつて幌内駅があった場所にある三笠鉄道記念館まで行きました。
鉄道跡地を走行するこのトロッコ鉄道は音や乗り心地もかなり本格的です。 シェルパ号、雄雄しいです。
内部の様子
石炭とともに出る不要物でできたズリ山が正面に見えました。
鉄道記念館に着いたら、さらにおくにある幌内炭鉱跡地で炭鉱遺産を見学しました。
この周辺は約4000万年前の泥岩の層が分布していますが、石炭は地下にある約5000万年前の地層から採掘していたんです。
石炭を採掘していたときの深層部の深さは1000mを超えます。
上方から撮った三笠鉄道記念館
周囲で石炭層を見学はできず、約4000万年前の泥の地層が分布しています。
かつてはここから石炭が産出されていました。
周辺にある旧北炭幌内炭鉱変電所も見学しました。
発電された電力は遠く離れた夕張からここまで送電され、ここで変圧されていたそうです。
炭鉱遺産の見学の後は再び鉄道記念館へ。
ちょうどこの日に開催されていたイベントを楽しみました。
敷地内を往復する本物のSL『S-304』号。
この日もコークスを燃料に大活躍していました!
バルーンショーに会場の皆さん大注目!
この幌内鉄道コースは、地質遺産の石炭を産出していた炭鉱遺産を見学し、石炭を運搬するための鉄道を体験できるコースでした。