ここのところずっと天気が良くなかったのですが開催日は快晴で、紅葉も色づき山は山吹色できれいでした。
ただ、冬の到来を告げるユキムシが大量に発生して口をあけると大変な日でした。
さて、このジオツアーでは、三笠市立博物館を出発し、地質遺産の石炭を採掘していた奔別炭鉱跡地周辺を見学しました。 まずは奔別炭鉱跡地に向かいました。
奔別炭鉱跡地にある選炭場(石炭を貨車で積み出す場所)では、NPO法人炭鉱の記憶推進事業団主催が10月28日(日)まで開催していた『奔別アートプロジェクト』を見学し、このアート展に携わった学生さんから現代アート作品の紹介をしてもらいました。 選炭場内部の芸術作品を見学
その後、昔の面影が残る幾春別の市街地を散策し、幾春別神社を見学しました。
ここでは、幾春別神社で祀られている神様の話や神社と地域、炭鉱との結びつきについて博物館の学芸員から紹介がありました。 まちの中心の丘の上にある幾春別神社見学
最後は、明治時代にできた魚染めの滝を見学しました。
河川切り替え工事中の大雨が原因でできた滝ですが、周辺では約4000万年前の泥でできた地層(幌内層)を見ることができます。
この幾春別・奔別コースは、周辺に広がる泥の地層を見学でき、この地域の地下に眠る石炭層をイメージしつつ、それによって発展したまちや人の営みを学ぶことができるコースでした。
なお、通常、奔別炭鉱跡地への立ち入りはできません。
今期はアート展が開催されていたため、特別に入ることができました。