三笠ジオパーク

1.アンモナイトが生きていた海

約1億年前、恐竜が陸上の王者として君臨していた頃、三笠はまだ海の底に位置していました。そこには、たくさんのアンモナイト、モササウルスやクビナガリュウなどの大型爬虫類が生息する、今とは全く異なる世界が広がっていました。

1億年前の海の様子(今村 享氏作画)


そもそも1億年前は、まだ北海道ができておらず、北海道の西半分は大陸(ユーラシア大陸)と一体となっていたと考えられます。そして大陸の東側の海域、北緯35°〜45°付近の海の底で砂や泥などがつもった地層(蝦夷層群)が、三笠にある最も古い地層です。

この地層からは、当時生きていたアンモナイトなどの化石が豊富に産出する事から、明治時代から古生物に関する研究が盛んに行われています。
 

約1億年前の古地理図(日本列島の地質編集委員会編、1996を改作)
 
 

2.石炭になった湿地の植物 →