10月10日(土)、第9回ジオツアーを開催し、約10名の方が参加しました。
最初に、旧幌内炭鉱施設跡の変電所や音羽坑、常磐坑などを見学しました。幌内炭鉱は、明治12年に開鉱した北海道最初の大規模近代炭鉱で、平成元年に閉山しました。現在でも様々な炭鉱施設が一体となって残っているので、徒歩で施設を見てまわることができます。
次に、幌内鉄道の廃線跡を利用して運行している三笠トロッコ鉄道に乗り、鉄道村に向かいました。この日は、秋の三笠鉄道村イベントが開催されており、様々な出店が並び、ステージショーが開催されるなど、多くの人でにぎわっていました。
鉄道村では、各自の自由見学とし、参加者の皆さんは記念館内の見学だけではなく、出店の射的や食事などを楽しんでいました。
【常磐坑口見学の様子】
写真の左側に見えるのが、坑口神社で、炭鉱に勤務する人たちが炭鉱内での作業の安全を祈るために設置されました。
常磐坑には坑口が2つあり、坑口の役割が異なっていました。坑口神社の左側に石炭を運び出していた坑口があり、右側に人や資材などが出入りする坑口があります。
参加者の皆さんは、写真を撮ったり、メモをしたり、興味津々に施設を見学していました。
【トロッコ乗車中の様子】
トロッコ鉄道に乗って鉄道村に向かっています。写真の奥に見えるのは、鉄道村内を走っているSLのS-304号です。トロッコに乗って、少しずつ色づいてきた紅葉を見ながら、秋の風を感じることができました。SLの黒い煙に包まれたときには、わっという驚きの声が上がりました。
鉄道村とトロッコ鉄道は、10月15日に今年度の営業を終了しました。来年度の営業開始日は、鉄道村が4月16日、トロッコ鉄道が4月29日の予定となっていますので、ぜひ、お越しください。