「三笠ジオパーク内の地域の魅力を伝える作品」というテーマで募集したところ、市内外から様々な作品の応募がありました。
12月に行われた審査会では、北海道写真協会三笠支部ご協力のもと、厳正なる審査の結果、カメラ部門で3賞7作品、携帯・スマートフォン部門で1賞1作品が選ばれました。なお、携帯・スマートフォン部門の特選、佳作は該当者なしとなりました。
また、北海道写真協会三笠支部より総評および各作品へ講評をいただきました。
・総評
今回は、13名31点の応募があったが、いずれも個性がある力作ぞろいの作品が多く見受けられた。特に特選・入賞作品については、夜間や早朝、また冬の寒さに耐えながら撮影した努力の結晶である。
以下、入選作品となります。
〇カメラ部門
特選

作品タイトル | 白亜紀の終焉 |
氏 名 | 宮下雄圭(札幌市) |
撮 影 場 所 | 桂沢湖畔 |
講 評 | 昨年、11月の夜に桂沢湖畔を訪れて、撮影したようであるが、夜空には無数の星が写っており恐竜像もアップで撮影されて迫力がある。右上の木の枝も効果があり、露出も適正で構図も良い。 |
入賞

作品タイトル | 厳冬待つ緋桂橋 |
氏 名 | 桜木美帆(札幌市) |
撮 影 場 所 | 桂沢湖(緋桂橋) |
講 評 | 湖上が氷結し、その上の雪模様に魅せられて撮影したようであるが、色調に寒さ感が漂い、やがて来る厳冬を予感させる力作である。 |
入賞

作品タイトル | ジオパークの夜明け |
氏 名 | 坂井正己(岩見沢市) |
撮 影 場 所 | 達布山 |
講 評 | 早朝、三笠の北側から市街を望み、山並みの淡いグラデーションが美しい。全体的に紫色の色調も功を奏している。 |
佳作

作品タイトル | 栄華の名残り |
氏 名 | 太田幸司(三笠市) |
撮 影 場 所 | 旧幌内線 |
講 評 | かつて、石炭産業の華やかな時代を担った列車のレールや鉄製のサビをあえてモノクロで表現し、質感を出している。 |
佳作

作品タイトル | 美しい春のズリ山 |
氏 名 | 小松俊夫(神奈川県厚木市) |
撮 影 場 所 | 幌内本沢町 |
講 評 | 今はあまり見ることができなくなったズリ山を高い位置から撮影したもので、住時をしのぶ風景であり、色調も春めいて良い。 |
佳作

作品タイトル | 鉱山跡の卵スープ |
氏 名 | 村瀬雄三(伊達市) |
撮 影 場 所 | 幾春別炭鉱錦坑口 |
講 評 | 幾春別炭鉱の錦坑口から流れ出る硫黄の匂いがする水を卵スープに見立てた作品で、露出を若干、アンダー気味にしたのが適切な露出になった。 |
佳作

作品タイトル | 兄弟は仲良しです |
氏名 | 長岡秀文(札幌市) |
撮影場所 | 市来知神社 |
講評 | 鎮守の森で長時間粘って撮影した一コマであろうと思われるが、3羽が並ぶことは珍しい。露出やピントも正確である。 |
〇携帯・スマートフォン部門
特選 … 該当者なし
入賞

作品タイトル | 時の窓 |
氏 名 | 河中宗一朗(岩見沢市) |
撮 影 場 所 | 奔別炭鉱ホッパー |
講 評 | 奔別炭鉱のホッパーの窓から降雪後の立坑を望んだ作品で、黒い窓の輪郭を額縁に見立てた発想や構図が良い。 |
佳作 … 該当者なし