7月27日(土)にダムの謎解明ツアーを実施し、市内外から20名の方にご参加いただきました。今回のツアーでは、博物館内を見学して三笠の大地の成り立ちや歴史について学んだあと、原石山や桂沢ダムの見学を行いました。
原石山では、ダムの堤体に使われている石を切り出していた約一億年前の地層を間近で見学し、地層の成り立ちや化石についてお話しした後に、ここで切り出した石をダムの堤体に使われるまでの流れを幾春別川ダム建設事業所の職員の方からお話しいただきました。
※立ち入り禁止区域です。ツアーのため特別に許可をいただいております。
桂沢ダムでは、まず新桂沢ダムのかさ上げ工事について職員の方から説明いただいた後、今回は裏側やダム下、取水塔にもまわり、様々な角度からダムを見学しました。
かさ上げ前と後の堤体の高さの違いや、桂沢湖(ダム湖)の水面の水位の違いを裏側から見比べることができ、新桂沢ダムの大きさをさらに感じることができたのではないかと思います。また、ダム下から見る堤体は上から見たときよりさらに迫力が増し、参加者のみなさんはその迫力に圧倒されていました。
取水塔の中では、その役割やダムと水の関係についてのお話があり、自由研究に向けて熱心にメモを取る参加者も見受けられました。
新桂沢ダムの工事について職員の方から説明を受けている様子
ダムの裏側から新堤体と旧堤体の境目を見学する様子
取水塔内で説明を受けている様子
今回のツアーを通して、三笠の地層と桂沢ダムとの関係性や、水の働きやダムの役割について学び、普段は見ることのできないレアスポットをお楽しみいただけたのではないかと思います。今回のツアーにご協力いただいた幾春別川ダム建設事業所のほか、関係工事業者の皆様、本当にありがとうございました。
三笠ジオパークはまだまだ見どころがたくさんありますので、皆様のお越しを心よりお待ちしております。