このツアーでは、株式会社ジオ・ラボ代表取締役であり、元北海道博物館学芸員の栗原憲一氏を講師にお招きし、どうしてアンモナイトはイカやタコの仲間なのかということをテーマに科学的に調べるワークショップを実施しました。
三笠市でアンモナイトの化石がたくさん発掘される理由を中心に、三笠の大地の特徴とアンモナイトという三笠の「お宝」がどのようにつながっているのか、についてお話を聞きました。
スルメイカの甲(こう)を取り出す様子
イカの解剖実験では、講師の栗原氏による実演を見た後、実際に解剖ばさみを使ってイカの身体のつくりに注目しながらワークショップをすすめました。「甲(こう)」という元々殻だった部位や、イカのあごにあたる「カラストンビ」という部位を取り出したり触ったりすることで、普段は食材としてさばくイカを科学的に観察することができました。
アンモナイトの石こうレプリカを作成する様子
アンモナイトの殻を観察しスケッチする参加者
アンモナイトがどうしてイカやタコの仲間なのかという疑問に着目し、アンモナイト化石の殻の中の構造やレプリカを作成し外側のアンモナイトの殻をよく観察しました。
今回のツアーを通して参加者の皆さんには、よりアンモナイトへの理解を深めていただけたのではないでしょうか。
また、身の回りにある不思議なことや疑問について「科学」してみるきっかけにしていただけたかと思います。講演してくださった栗原氏、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
三笠ジオパークでは、8月以降も親子、ご友人で楽しめるツアーをご用意しています。土を触りながらじゃがいもを収穫するツアーや、三笠の森をフィールドに木こり体験を行うツアーなどがありますので、ぜひ下記のURLよりご確認ください。
〇2022ツアー情報
https://www.city.mikasa.hokkaido.jp/geopark/detail/00012341.html