9月28日(土)に、「みかさの産業見学ツアー〜大地の恵みを感じよう〜」を実施し、20名の方々にご参加いただきました。
このツアーでは、三笠市内にある産業や産業を支えるインフラ施設を見学し、さまざまな産業から三笠の歴史を紐解き、その魅力に迫りました。また、普段は入ることのできない限定スポットや限定メニューが目白押しのツアーです。
最初に訪れた場所は、飛騨産業(株)北海道工場です。こちらでは木材を加工した家具製造の過程を見学しました。高品質の木製家具が、どのような過程で木材から家具へと変わっていくのかを、順に見学しました。普段見ることのできない場所なので、貴重な機会となったのではないでしょうか。また、飛騨産業の北海道工場では、三笠の炭鉱跡でよく見られるニセアカシアを使用した三笠産ニセアカシア製チェアを製造しています。そのため、ニセアカシアの木材を観察したり、三笠産ニセアカシア製チェアに座ったりと、家具や木材を通して三笠の魅力を体験しました。
続いて訪れた場所は、三笠高校生レストランです。三笠高校生レストランにあるまごころきっちんで、ツアー限定のメニューである「三笠一億年時間旅行御膳」を楽しみました。昼食を通して、三笠の食や農作物を味わっていただきました。参加者の笑顔から、満足度の高さが伺えました。
昼食後は、旧奔別炭鉱を見学し、三笠の石炭産業について紹介しました。高さ約51mの見応えたっぷりな炭鉱遺産を見学し、石炭産業の壮大な規模感を体験できたのではないでしょうか。三笠は、石炭を通して、国の近代化と産業を支えてきたまちであることが多くの方に伝わっていたら嬉しいですね。
ツアーの最後は、三笠や近郊地域の産業を支えている新桂沢ダムを見学しました。新桂沢ダムは、北海道が初めてつくった多目的ダムである桂沢ダムを軸に、嵩上げ工事によって誕生したダムです。多目的とあるように、飲み水として暮らしを支える他にも、水害対策としての機能や、南空知の広大な農地を支える利水機能などがあります。また、石狩湾新港の工業用水や水力発電所のエネルギー産業に関わる機能など、私たちの暮らしや産業を支える大切な場所です。産業を支えるインフラ施設として、重要な役割を持った新桂沢ダムを堤体の外からも中からも楽しんでもらえる見学コースを散策しました。
参加者からは、「ツアー限定の見学場所は見ごたえがあって、おもしろかったです。お食事も三笠にこだわっていて、三笠愛を感じるツアーでした。」、「友人に誘われて初めて参加しましたが、幅広いテーマから三笠の魅力を体験することができ、参加して良かったと感じました。」などの声がありました。さまざまな産業から、多くの三笠の魅力を感じていただけたのではないでしょうか。参加していただいた皆さま、ご協力いただいた飛騨産業、高校生レストラン、桂沢ダム管理支所の皆さま、本当にありがとうございました。
飛騨産業(株) 北海道工場
三笠高校生レストラン
旧奔別炭鉱
新桂沢ダム堤体(外)
新桂沢ダム堤体(内)