三笠ジオパーク

ダムだ!化石だ!紅葉だ!秋の三笠まるごと満喫ツアーを実施しました!!

 10月13日(日)に「ダムだ!化石だ!紅葉だ!秋の三笠まるごと満喫ツアー」を実施し、13名の方にご参加いただきました。
 今回のツアーでは、紅葉など秋を感じながら三笠市立博物館、原石山、新桂沢ダム、三笠ぽんべつダムを巡り、化石の眠る約1億年前の地層の上に建てられた2つのダムと三笠の大地とのつながりをテーマに見学しました。
 また、当ツアーは9月に実施の「三笠サイクリングツアー」に引き続き、(一社)北海道三笠観光協会と共同企画のもと行なわれました。
 
 はじめに、ダムが建てられている約1億年前の地層とはどのようなものかを知るため、三笠市立博物館を見学しました。こちらでは、博物館学芸員から1億年前の三笠は海の底であったことや当時の環境、生き物などについて解説を受けました。 


三笠市立博物館見学の様子
 
 次は、原石山を見学しました。原石山は三笠市にある2つのダムの建設に使用するコンクリートを製造するための骨材(原材料)を切り出していた場所です。学芸員からは特徴的な地層の傾きや産出される化石についてを、幾春別川ダム建設事業所の職員の方からはダム建設に使用する岩石の特徴などを伺いました。
 

原石山見学の様子
 
 原石山見学後は、新桂沢ダムの見学を行いました。今年嵩上げ工事が完成した新桂沢ダムは、幾春別川ダム建設事業所の方による解説で、ツアー限定スポットとなる管理棟内の操作室や堤体内部の監査廊を見学しました。


新桂沢ダム 監査廊見学の様子

 昼食は、みかさ遊園で開催のイベント「みかさ桂沢もみじ祭」の飲食ブースより、きのこ汁と炊き込みご飯のセットをご堪能いただきました。会場内には、ステージショーやキッチンカー、ワークショップブースも設けられており、賑わいある昼食となりました。
 

みかさ桂沢もみじ祭の様子

 昼食後は、ツアー最後の見学場所である三笠ぽんべつダムをご覧いただきました。こちらは現在建設真っ只中のダムで令和12年に完成を予定しています。幾春別川ダム建設事業所の方から、三笠ぽんべつダム建設地の地形や地質的な特徴、建設工事内容について説明があり、ダム完成後では見ることのできない基礎掘削などの現場をご覧いただきました。
 

三笠ぽんべつダム コンクリート製造現場を見学する様子

 ツアーにご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
 また、幾春別川ダム建設事業所、桂沢ダム管理支所の皆様、当ツアーにご協力いただき、ありがとうございました。

 こちらのツアーを持ちまして、夏季シーズンのジオツアーは全て終了しました。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
 今後は、クリスマスイベントや冬季シーズンのジオツアーを実施するほか、来年度も皆様に三笠ジオパークを楽しんでいただけるよう企画を進めて行きますので、引き続き三笠ジオパークをよろしくお願いいたします。