三笠市について

 三笠市は空知地方の南部、北海道のほぼ中央に位置しています。
 豊かな森と湖に恵まれ、道央主要都市に近い良好な環境を持つ三笠市は、北海道の石炭と鉄道の発祥の地として栄えた歴史あるまちでもあります。
 また、「エゾミカサリュウ」「アンモナイト」をはじめとした多くの化石を産する、地質学的にも重要な地域と言われております。

三笠市の歴史

 1億数千万年前・・・  三笠市がまだ、海の下にあったころ。アンモナイト(イカ・タコの親戚)が遊泳し、エゾミカサリュウ(大型肉食爬虫類)が往来をしていました。

 時は流れ、地殻変動を繰り返しているうちに、地球は「石炭」というエネルギー資源を作り出していました。 それから、またゆっくりと時は流れ、人の目は北海道の開拓に向けられ始めました。

 明治元年(1868年)に、幌内で燃える石「石炭」の炭層の露出面 が発見され、 明治12年(1879年)幌内炭鉱が開坑されるとにわかに人の往来が盛んになり、明治15年(1882年)6月に市来知村が開村されました。このときが三笠市の誕生です。
 この年の6月に、北海道開拓を目的として空知集治監(現在の刑務所)が市来知(いちきしり)に設置され、11月には幌内炭坑から掘り出された石炭を輸送するための鉄道が幌内と手宮(小樽)間に北海道で最初(全国で3番目)に開通しました。
 明治19年(1886年)には幾春別炭坑が開坑し、以後石炭のまちとして栄えてきました。 昭和32年には桂沢ダムが完成し、湖が誕生。その桂沢湖周辺からはアンモナイト化石やエゾミカサリュウ(国の天然記念物に指定)等の化石が発見され、アンモナイト化石のまちとしても注目を集めています。

 この他、北海道の鉄道発祥の地にちなんだ鉄道記念館、日本一のアンモナイト化石の量を誇る市立博物館、1万6百本の梅林が広がる三笠あすか梅の杜、道の駅サンファーム三笠と農の館など見て、学んで、楽しむ施設が一杯です。
 百聞は一見にしかず。まず、三笠に足を運んでみては。

三笠市の由来

 空知集治監にあった裏山が奈良の三笠山に似ているという、囚人が望郷の念をこめて当時から三笠山と呼んでいました。
 明治39年(1906年)、市来知・幌内・幾春別の三村合併のときにこの山の名を取って三笠山村としました。
 昭和17年に三笠町が誕生し、昭和32年に三笠市(北海道内で22番目の市)となりました。

みかさの風景
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豊かな森と湖に恵まれ、道央主要都市に近い良好な環境を持つ三笠市