【産業開発課】大成建設株式会社とのコラボ授業の実施

令和5年8月25日
 

 令和5年8月21日、三笠高校一年生の授業科目「化学基礎」への関心を高める取り組みとして、大成建設株式会社より、「脱炭素」や「SDGs」などを題材とした特別授業が行われました。
 

 

【大成建設株式会社より、講師2名が登壇】 
 

 当市は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、大成建設株式会社札幌支店と包括連携協定を令和4年2月に締結※1しました。

 以来、CO2排出量実質ゼロの水素製造・利活用による新たなまちづくりの実現に向けて様々な連携※2を進めており、本授業はその一環で行われました。
 

 授業では、近年の気候変動などの社会課題を題材として、その解決に向けてグローバルな視点から進められている大成建設株式会社のSDGsの取り組みが説明されました。

 続いて、CCS/CCUに係る先端技術として、大成建設株式会社が開発した環境配慮コンクリート「T-eConcrete®/Carbon-Recycle」※3 の解説があり、生徒は化学基礎の内容が社会課題の解決に繋がっているとともに、私たちの生活や将来に密接な関係を持つことを学びました。
 

 授業では今後、ベンチの製作に向けたデザインコンペを実施し、そのうちの数作品は、環境配慮コンクリート「T-eConcrete®/Carbon-Recycle」を用いた建設用3Dプリンティング技術「T-3DP®」※4によって製作されます。

 完成したベンチは、10月開催予定の「みかさ紅葉まつり」で大成建設株式会社から三笠市に贈呈されたのち、市内に設置される予定です。
 

 当日の授業の様子は、大成建設株式会社のHPでも公開されていますので、こちらもご覧ください。
『北海道三笠高校において「環境配慮コンクリートを材料としたモニュメント製作」のための特別授業を実施しました。』(大成建設株式会社HP ※PDFファイルが開きます)
  https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/assets_cms/pdf/2023082301.pdf
 




※1 『大成建設株式会社とカーボンニュートラル実現のための包括連携協定を締結』(三笠市HP)

  https://www.city.mikasa.hokkaido.jp/hotnews/detail/00011698.html

 

※2 『シン・みかさ紅葉まつり2022に出展しました』(三笠市HP)

  https://www.city.mikasa.hokkaido.jp/hotnews/detail/00012782.html

  

※3  T-eConcrete®/Carbon-Recycle

  コンクリート工場の排気ガスから回収した炭酸ガス(CO2)とコンクリート廃材中のカルシウム(CaO)から製造した炭酸カルシウム(CaCO3)を、産業副産物である高炉スラグを使って固めたコンクリート材料。炭酸カルシウムとしてコンクリート内部に多量のCO2が固定でき、コンクリートのCO2収支をマイナスにすることができる


※4 『国内初 建設用3Dプリンティングに適用可能な環境配慮コンクリートを開発』(大成建設株式会社HP)

  https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2022/221219_9183.html
 

 

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