1.三笠市未来づくり基本条例とは?
三笠市の未来のまちづくりの目標として、「誰もが暮らしてみたい田園産業都市の構築」と「日本一安心して誰もが住み続けたいまち」を市民に示すとともに、市民・議会・行政が一緒に市政を進めるために今まであった基本的なルールを明文化しました。これは、未来のまちづくりの姿と地方自治の基本を定める最高規範であり、まちの憲法として位置付けられるもので、誰が見ても行政の運営がこのように行われているということが一目で分かります。市民は、まちづくりに対し、どのような権利や責任があるかということをしっかり示し、その中で自分たちが住んでいるまちの未来を見据えて、安心して住み続けたいまちづくりをみんなで考え、つくっていこうというものです。
2.条例制定の背景
平成12年の地方分権改革以降、国や道に従うような関係だった市町村は、対等な立場となり、各自治体は自ら決めその責任も負い、まちづくりを総合的に行うことが求められました。本市は、平成15年の合併問題で自立を選んだことにより、自主自立のまちづくりを進めてきましたが、あらためて市民・議会・行政が共通の目標に向かって協力し合い、より一層自主自立のまちづくりを進めていく必要があります。
このため、自治体運営の基本的な理念(目標)を掲げ、それに向かって今まで運用されてきた仕組みや手法などを具体的にルール化した条例を定め、自分たちのまちは自分たちでつくる意思をすべての市民に示すこととしました。
3.三笠市未来づくり基本条例の特徴
通常このような条例は「まちづくり条例」「自治基本条例」と名付けているところがほとんどですが、三笠市は市民と市が未来のまちづくりを進めるに当たっての考え方や目的および未来のあるべき姿を掲げていることから「三笠市未来づくり基本条例」と名付けています。また、まちづくりについて、市長が市民と意見交換をするため「三笠市未来創造会議」の設立を定めています。
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