第1節 潤いをもたらす環境の創出
現状と課題
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第1項 クリーン三笠
基本的な方向
- 「クリーン・グリーン三笠」にふさわしい「クリーンなまち日本一」をめざします。
- 三笠市環境基本条例にもとづき、その具体的推進を図るため三笠市環境基本計画を策定し、本市の環境の保全及び創造について総合的かつ計画的に推進します。
主な施策
- 緑豊かな美しい街並みの形成を市民とともに進めます。
- 市民参加により豊かで清潔な生活環境を創出するとともに、リサイクルを推進します。
- 市民意識の向上によるごみの適正処理や減量を図ります。
- ごみ収集と市民負担のあり方について検討します。
- 「ISO14001」の普及促進に努めます。
主な事業
- 地球環境問題への市民意識の高揚
- 「三笠市環境基本計画」の策定
- 環境状況把握調査事業
- 「市民による植花・除草運動」の展開
- 「ごみゼロ運動」の展開
- 不法投棄防止対策の強化
第2項 グリーン三笠
基本的な方向
- 「クリーン・グリーン三笠」にふさわしい「グリーンなまち日本一」をめざします。
- 森林を守りながら市民の憩いの場としての整備を進めます。
- 鳥や魚などの野生生物にやさしい近自然工法で各河川の施設整備に努めます。
主な施策
- 「イ・クシ・ウン・ペット アメニティ」(幾春別川快適環境整備計画)を推進します。
- アオサギやホタルなどの野生生物の生息地を市民みんなの財産として大切に守ります。
- 地域の貴重な森林や水辺環境は、保全とともに親しめる環境づくりを行います。
- 緑地、森林、河川などの自然環境の整備と保全に努めます。
- 博物館周辺、みかさ遊園間を「学びの里」と位置付け整備します。
主な事業
- 「イ・クシ・ウン・ペット アメニティ」(幾春別川快適環境整備計画)の推進
- 博物館周辺にダム資料館、鮭の産卵所、カヌー降り場、野草園の整備
- 緑と花と詩の回廊「四季の道」整備事業
- 幾春別川緑の回廊づくり事業の支援
- 「三笠市環境基本計画」の策定
- 緑化推進事業
- ヌッパせせらぎ公園整備事業
国や北海道などへの要望
- 頭首工整備による魚道の早期完成
第2節 生活環境の着実な整備
現状と課題
- 土地の利用にあたっては、公共の福祉を優先に、自然環境の保全を図りながら、健康で文化的な生活環境を確保し、産業活動の支援と均衡ある発展に留意することが必要です。
- 過疎化の進行により、用途地域の変更を視野に入れた土地の有効活用が求められています。
- 良質で快適な住まいや雪国に適した住宅地の安定供給が求められており、市民ニーズに的確に応える住環境の整備を図ることが必要です。
- 道路は、地域振興に大きく寄与する施設であり、交通安全対策を含めた道路網の整備、充実を図ることが必要です。
- 公園は、過疎化によって休止施設の発生や、各公園施設の経年による老朽化が進行していることから、地域開発にともなう配置や地域の実情に即した再整備が必要です。
- 良質な水を安全、安定的に供給するとともに、排出される下水の適正な処理を進め、清潔、快適な生活環境をつくることが必要です。
第1項 土地利用・都市計画
基本的な方向
- 土地利用については、国土利用三笠市計画を基本とし健康で文化的な生活環境の確保と秩序あるまちづくりのため、計画的、合理的に進めます。
- 市街地域は、コンパクトな市街地形成を念頭におき、都市施設の整備や未利用地の有効活用、自然に戻すなど安全でゆとりある環境を創出します。
- 農業地域は、生活環境の整備、優良農用地の確保と生産基盤の整備を図るとともに身近な自然として農村景観を大切にします。
- 自然・森林地域は自然環境を保全しつつ、林業振興を図るとともに森林のもつ公益的機能の維持のほか、市民の健康・休養やふれあいの場として計画的な整備を進めます。
主な施策
- 都市の将来ビジョンを市民とともに策定します。
- 人口、市街地規模、土地利用計画に見合う用途地域の必要に応じた見直しを行います。
主な事業
- 「三笠市都市計画マスタープラン」の策定
第2項 住宅・宅地
基本的な方向
- 持ち家の建設を支援するとともに、住みよい公的住宅の整備を進めます。
- 既存の民間住宅団地の販売を支援するとともに、多様なニーズに応じる民間開発を誘導し、新しい住民の受入れを促進します。
主な施策
- 持ち家や民間アパートの建設を促進します。
- 宅地開発に民間活力の導入を図ります。
- 公営住宅ストック総合活用計画にもとづいた公的住宅の整備を進めます。
- 岡山・萱野地区住宅整備と三笠中心部の居住を促進し、定住化を図ります。
主な事業
- 民間アパート建設支援事業
- 民間宅地開発支援事業
- 公営住宅ストック総合活用事業(公営住宅立替など)
- 既設公的住宅整備事業
- 三笠工業団地内住宅整備事業
- 岡山(工業団地外)・萱野地区住宅整備事業
- 岡山丘陵地(太陽の丘周辺)住宅整備
- 三笠中心部市有地の無償譲渡
- 改良住宅の浴室設置
- 住宅情報バンクの創設
研究課題
- PFI的事業による公営住宅建設の検討
第3項 生活道路・広域道路
基本的な方向
- 市民生活に密着した道路整備を行うとともに、広域道路の整備促進を要望します。
主な施策
- 生活道路や通学路など市道の整備を進めます。
- 橋梁の架け替えなどを計画的に進めます。
主な事業
- 道路改良事業
- 生活道路整備事業
- 橋梁整備事業
国や北海道などへの要望
- 一般国道452号の拡幅・改良
- 主要道道岩見沢三笠線、一般道道岩見沢桂沢線及び一般道道美唄三笠線の早期完成
- 一般道道三笠栗沢線の早期着工
第4項 公園
基本的な方向
- 公園の適性配置を進めます。
主な施策
- 地域開発と整合した公園の整備を行います。
- 公園施設の改善を計画的に進めます。
主な事業
- 都市公園整備事業
- 都市公園施設更新事業
- 都市公園トイレ水洗化事業
第5項 上水道・下水処理
基本的な方向
- 水道事業の経営安定のため、有収率の向上を図ります。
- 公共下水道の整備などを進め、清潔・快適な生活環境をつくります。
主な施策
- 計画的な上水道施設の整備を進めます。
- 公共下水道施設などの整備を図るとともに、市民の理解と普及拡大に努めます。
主な事業
- 配水管改良整備事業
- 公共下水道整備事業
- 公共下水道区域外の生活排水処理施設の整備促進
第3節 暮らしやすい生活環境の創出
現況と課題
- 超高齢社会を迎えた今日、冬を安全・快適に暮らすために除排雪対策の強化を図ることが必要です。また、雪に親しみ雪を資源として利活用することが望まれています。
- バス利用者は、年々減少し、一部のバス路線では赤字の拡大が進んでいます。不採算路線の廃止や便数の削減は、生活に不便を強いることになるので、市民生活の足を確保することが望まれています。
- 日本中、世界中の情報がインターネットで結ばれ、さまざまな分野で活用されています。これらの情報通信技術を積極的に導入し、市民の利便性の向上を図ることが必要です。
第1項 冬の環境・雪の利活用
基本的な方向
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主な施策
- 除排雪体制の強化を図り、排雪回数の増加と歩道除雪を充実します。
- 雪に親しみ、雪を利用する環境をつくります。
- 産業界や大学などと連携した雪の利活用の研究を促進します。
主な事業
- 除雪マナーの啓発
- 排雪回数の増と歩道除雪の充実
- 除排雪機械整備事業
- 公営・改良住宅除却による堆雪スペースの確保
研究課題
- 消融雪システムの開発
第2項 交通環境
基本的な方向
- 公共交通網を充実し、市民の日常の足を守ります。
主な施策
- 市内を循環する新たな公共交通網の整備を図ります。
- 富良野線の定期運行を要請します。
主な事業
- 循環コミュニティバスの運行
- 幌内線の運行補助
第3項 情報通信
基本的な方向
- 高度情報通信技術を活用した各種行政サービスを行い市民生活の利便性の向上を図ります。
主な施策
- 各種行政情報の提供など行政サービスの向上を図ります。
- 情報格差の解消と環境整備に努めます。
主な事業
- 三笠市地域情報ネットワーク整備事業
- 情報化教育の推進