第1章 基本方向
1. 都市像
本市は、人間尊重を基本とし、誰もがこのまちに住んでいてよかったと思えるまちづくりを進めてきました。
しかしながら、社会経済環境が大きく変化した今日、すべての市民が以前にも増して人の心や個人の尊厳を大切にし、希望にあふれたいきいきとした生活ができ、このまちに誇りを持ち、個性的で魅力あるまちを心と力を合わせ一つひとつ創りあげていくため、都市像を
と定めます。
2. 基本目標
都市像をめざすために、市民一人ひとりのまちづくりの姿勢を「新しい風への挑戦」とし、次の5つの基本目標を定め、これらをまちづくりの柱として施策を展開します。
- 健康で安心してすごせるまち
- 活気みなぎり元気に働けるまち
- 水清く緑あふれ快適に暮らせるまち
- 人を育み地域文化を創るまち
- 未来をみんなでつくるまち
第2章 目標年度と目標人口
1. 目標年度
この構想の目標年度は、平成23年度(2011年)とします。
2. 目標人口
平成23年度末における人口の目標を、13,000人とします。
第3章 施策展開の基本方針
この方針は、基本目標の実現に向けて、各分野における施策をどう進めていくか、その方向を示したもので、新しい時代にチャレンジしていく精神と行動を基本におき、次に示す方針のもとに施策や事業を進めていきます。
1. 健康で安心してすごせるまち
「健康は自分でつくる」ことを基本としながら、市民一人ひとりの健康に対する関心を高めるとともに、自らも地域福祉の担い手であるという助け合いの意識を広め、みんなで支えあう社会環境づくりを進めます。
誰もが住み慣れた地域で、自立して生活できる福祉社会の実現と、いきいきと健康で安心してすごすことができるまちをめざします。
- 健康で明るい生涯づくり
- 人の心をつなぐ福祉の向上
- 安心、安全、安定した市民生活の確保
2. 活気みなぎり元気に働けるまち
産業構造の変化や多様化する消費者ニーズなどに対応できるよう、異業種間交流をはじめ、地域の特性を活かした、たくましく活気みなぎる産業の発展を図り、誰もが魅力のある職場でいきいきと元気に働くことができるまちをめざします。
- 地域産業の振興
- たくましい産業構造の構築
- 未来を拓く新たな産業の創出
3. 水清く緑あふれ快適に暮らせるまち
「豊かな自然」という貴重な財産を将来に引き継ぐために、市民一人ひとりが省エネルギー、資源リサイクルなどに関心をもち、環境にやさしいまちづくりを進めます。 誰もがやすらぎと快適さ、便利さを実感しながらいきいきと暮らすことができるまちをめざします。
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4. 人を育み地域文化を創るまち
次世代を担う子どもや若者たちが、たくましく生きる力と思いやりのある心を育み、また、誰もが生きがいのある充実した人生を送ることができる地域社会を形成し、活躍できる場づくりを進めます。
郷土に根ざした地域文化を保存、活用するとともに、生活の中から創造し、市民が楽しみ、広め、文化の高いまちをめざします。
- 子どもたちが健やかに育つ環境づくり
- 楽しく学ぶ生涯学習の推進
- 地域の歴史や文化の保存と活用
5. 未来をみんなでつくるまち
まちづくりの主役は市民一人ひとりです。市民が積極的にまちづくりに参加できるように、市民と行政が情報を共有し、ともに考え、ともに行動するまちをめざします。
郷土愛を醸成し、市民が自信と誇りを持って、このまちの知名度を高めるまちをめざします。
- 市民自らによるまちづくり
- 効率的な行政運営