≪赤十字とは≫
赤十字は、アンリー・デュナン(スイス人:第一回ノーベル平和賞受賞者)が提唱した「人の命を尊重し、苦しみの中にいるものは、敵味方の区別なく救う」ことを目的とし、世界129の国と地域に広がる赤十字社・赤新月社のネットワークを生かして活動する組織です。
日本赤十字社はそのうちの一社であり、西南戦争における負傷者救護で初めての活動を行って以来、国内外における災害救護をはじめとし、苦しむ人を救うために幅広い分野で活動しています。
≪日本赤十字社とは≫
日本赤十字社は、1877年(明治10年)に西南の役が起こった際、元老院議官の佐野常民は、同じく議官の大給恒と話し合い、同年5月1日、ヨーロッパ各国にある赤十字と同じような組織「博愛社」を創設し、敵味方の区別なく救護にあたりました。
その後、日本政府のジュネーブ条約加盟にともない1887年(明治20年)、社名を「日本赤十字社」と改め、国際赤十字の仲間入りをしました。
この日本赤十字社のもと、都道府県庁所在地に各支部があり活動をしています。
≪日赤三笠市地区の活動≫
〇災害救護活動
火災・水害・地震等で被災された方に対し、救援物資(毛布・日用品セットの配布を 行っています。
〇赤十字活動資金(社資)の募集
赤十字の活動資金は、政府からの補助金によるものではなく、社員(会員または協力会員)が納入する社費(会費)と一般の寄付金(これを総称して社資と呼びます)がその財源となります。
三笠市では、毎年、お住いの地域の協賛委員を通じて協力をお願いしています。
〇献血事業への協力
病気やけがで血液を必要とする人々のために、道内では血液センターと移動献血車で献血への協力をお願いしています。
三笠市では血液センターからの移動献血車が、年間6回程度献血を行っています。献血場所は「広報みかさ」でお知らせしています。
≪赤十字奉仕団の活動≫
赤十字の理念や活動を理解して、赤十字の人道的諸活動に参加しようとする人々が集まってできた組織です。道内では371団、約23,000人が赤十字奉仕団員として活躍し、赤十字を支えています。
〇三笠市では、地域に密着して幅広い活動をしている地域赤十字奉仕団として「三笠市赤十 字奉仕団」、専門技術を持った人によって組織された、特殊奉仕団として活動している「三笠市スキーパトロール赤十字奉仕団」と「三笠市水上安全赤十字奉仕団」があります。
≪日赤社資募集について≫
日本赤十字社は、日本赤十字社法(昭和27年)に基づいて設置され、創設以来、国際救援活動はもとより国内での災害救護、血液事業、医療活動、社会福祉活動など幅広い活動を展開しています。
〇社員・社費・社資
「日本赤十字社は、社員(会員)をもって組織する」と定められており、社員の皆さまからは、毎年、「社費(年間500円以上)を納めていただいております。
日本赤十字社の様々な活動は、社員の皆様からの社費(会費)と一般の方からの寄付によって支えられています。
〇社資募集方法
お住いの地域の日赤協賛委員を通じてご協力をお願いしています。
毎年皆さまから寄せられた社資は、全額、日本赤十字社に送金いたします。
〇実施期間
通年実施していますが、6月1日~6月30日は三笠市地区社資増強運動月間として、一人でも多くの方々にご協力いただきますよう市民の皆さまにお願いをしています。
≪義援金・海外救援金≫
〇国内で発生する災害義援金、海外で発生した災害や紛争等への支援としての救援金については、期間を定めて募集されます。
〇義援金は日本赤十字社を経由して全額を被災者へお届けしています。海外救援金は、本社における救援活動に充当されるものです。
【問合先】
福祉事務所福祉総務係 ☎01267-2-3995