本事業では、エネルギー製造をはじめとする産業活動の中で発生する二酸化炭素(CO2)を分離・回収した後の対応として、CO2を地下に戻し入れる研究を進めています。
なお、今回の実験は、ヤフー株式会社の寄附金(企業版ふるさと納税)のほか、国の地方創生推進交付金、北海道の道内炭層エネルギー等利活用促進事業費補助金などを活用することで実現しました。
実験の様子を収めた動画は こちら よりご覧ください。
ページ内目次
・CO2地下固定実験が終了しました(令和4年10月13日更新)
・ボーリング作業が完了しました(令和4年7月26日更新)
・ボーリング作業が始まりました(令和4年5月17日更新)
(令和4年10月13日更新)
8月22日、CO2マイクロバブル水の圧入実験が開始されました。
今回の実験では小さな泡状(マイクロバブル)にしたCO2の地下への圧入と、CO2と反応して固まるスラリー(スライム上の物体)の地下への圧入が行われました。
9月1日に実験は終了し、期間中には市内外から250名の方々に現場を見学いただきました。
見学会の様子
CO2マイクロバブル水を製造している様子
スラリーを製造している様子
7月22日、ボーリング深度が当初予定の430mに到達し、かつての石炭採掘跡である幾春別層5番層を貫通した上で、ボーリング作業が完了しました。
今後、貯留層評価を行い、CO2の圧入ポテンシャル調査などを進め、8月の固定実験に向けた準備を行います。
ボーリングコア資料(写真右側の黒っぽくボロボロになっている部分が石炭層)
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5月14日、CO2地下固定実験の準備として、市内弥生双葉町でボーリング作業が始まりました。
この縦穴からCO2を送り込み、地下約400mの石炭採掘跡に固定させる実験を今夏行う予定です。
※実験場所への立ち入りはご遠慮ください。
工事事業者による掘削の安全祈願
掘削地点の様子