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中学生が職場体験学習に来ました!

 9月13日(金)、市内の中学生が「職場体験学習」として博物館で1日、学芸員の仕事をしていきました。

 博物館にお越しになったのは、萱野中学校2年生の小関胡羽さん。
 一般的に博物館には、大きく分けて「研究」「保管」「展示」という3種類の仕事があると言われています。今回は、その3種類の仕事をそれぞれ体験していただきました。

 午前中は化石の「研究」について。ちょうど、九州大学大学院修士課程に在学中で、当館に寄贈された化石を用いた研究をしている、河野秀晴さんがいらっしゃっていたので、小関さんと一緒に作業をしていただきました。

 行っていただいたのは「同定(どうてい)」という作業です。これは、生物の種類を明らかにすることで、標本の形態をじっくり比較観察する必要があります。北海道から発見されるアンモナイトは、約500種類と言われています。細かい種類を見分けるのはなかなか難しく、図鑑だけではなく、英語の専門書も使って、形の比較を行っていただきました。


 午後からは、博物館の「保管」と「展示」という作業を行っていただきました。
 最近、当館に寄贈されたトグロコウイカというイカの殻を使って、まずは当館の標本データベースへ登録作業をしてもらい、さらにそのトグロコウイカの殻を、展示で展示するための作業をしていただきました。

 トグロコウイカというイカは、熱帯から温帯域の、水深200~1000mという、とても深い海に住んでいます。全長は4cmほどと小さくい食用にはならず、そもそもイカ類は飼育も難しいため、普段の生活で生きている姿を見ることはまずありません。

 しかし、トグロコウイカは体内に殻を持っています。その殻の中は、隔壁という仕切り板で複数の部屋に区切られていて、生きているときには、それぞれの部屋の中に空気が充填されています。その空気の浮力によって、自身の住んでいる水深を調整しているのは、アンモナイトと同じです。
 ちなみに、上のトグロコウイカの殻の写真も、オリジナルは小関さんに撮影していただきました。小さな小さな殻ですが、綺麗に撮影していただけました。

 そこで、「トグロコウイカの殻を、アンモナイトの殻と比べる」「トグロコウイカの殻を、北海道の白亜紀の地層から発見されているイカ類の殻の化石と比べる」という展示ができる場所を、展示室の中から2ヶ所選んでもらって、それぞれの場所で展示をつくってもらいました。



 短い体験時間のなかで、いろいろとやっていただきましたので、大変だったと思います。小関さん、お疲れ様でした!


 こうして、小関さんに作っていただいたトグロコウイカの展示が、当館の化石展示室にあります!これからご来館になる方は、ぜひ新展示2ヶ所がどこにあるのか、探してみてくださいね。

お問い合わせ先

市立博物館
電話:01267-6-7545
FAX:01267-6-8455

〒068-2111 北海道三笠市幾春別錦町1丁目212-1 電話 01267-6-7545 FAX 01267-6-8455
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始(12月30日~1月4日)