企画展「北海道のアンモナイト ~カンパニアン編~」開催決定!
3月2日(日)より、三笠市立博物館にて、三笠市立博物館ボランティアの会との共催による企画展『北海道のアンモナイト 〜カンパニアン編〜』を開催することが決定しました。
三笠市立博物館では、三笠市立博物館ボランティアの会との共催で、企画展「北海道のアンモナイト」シリーズを開催しています。今回はその第11弾を開催することとなりました。
この企画展シリーズでは、各回ごとに、白亜紀を細かく分けた各時代をテーマとしています。今年の企画展では「カンパニアン期」という時代をテーマにします。
(写真は過去の企画展の様子です)
カンパニアン期は、今から8360万~7210万年前の期間を指す時代です。この時代を代表する古生物としては、当館に所蔵される国指定天然記念物「エゾミカサリュウ」が挙げられます。
“白亜紀を細かく分けた”と言っても、カンパニアン期は950万年も続いたことになります。そのため、この期間には、たくさん種類のアンモナイトが、出現と絶滅を繰り返していました。
カンパニアン期を代表するアンモナイトとしては、「パキディスカス」の仲間が挙げられます。この仲間は、殻全体が左右に太く、ずんぐりした印象の種類が多く、またその中には、直径が40〜50 cmを超えるような大きさに成長するもののいます。このグループ自体は、今から1億年以上前に出現していましたが、北海道では、このカンパニアン期以降に種類が増えていきます。
またカンパニアン期の地層の中でも、道北のごく限られた地域で見つかる「メタプラセンチセラス」の化石は、アンモナイトが生きていた時に分泌した殻の構造がそのまま残っているため、美しい虹色の真珠光沢を持っています。
今回の企画展では、ボランティアの会会員が所蔵している、カンパニアン期のアンモナイト化石が多数展示される予定です! 現在、会員による展示化石の搬入作業が行われています。
個人所蔵のため、ここでしか見られない化石にご期待ください。準備状況も、追ってこのウェブページでお知らせします。
三笠市立博物館・三笠市立博物館ボランティアの会 共催企画展
北海道のアンモナイト ~カンパニアン編~
場所:三笠市立博物館 多目的ホール
期間:2025年3月2日(日)~5月11日(日)
入場料:博物館入館料のみ
電話:01267-6-7545
FAX:01267-6-8455