特別展『恐竜研究200年』会期のこりわずか!
現在、当館で開催中の令和6年度特別展『恐竜研究200年』は、多くの方にご覧いただき、ご好評いただいておりますが、残念ながら会期は10月14日(月・祝)までのため、ご覧いただけるのもあとわずかとなってしまいました。この特別展では、群馬県立自然史博物館と豊橋市自然史博物館のご協力により、たくさんの恐竜の標本を借用・展示しています。中には、普段、北海道内では見ることのできない標本もたくさんありますので、ぜひこの機会に、さまざまな恐竜標本をご覧いただければと思います。
今回は、今まであまりチラシやWebページではご紹介してこなかった、でもなかなか見る機会のない展示標本をご紹介します。どれも、この特別展以外ではなかなか見る機会のない恐竜ばかりです。
スキピオニクス
(レプリカ・群馬県立自然史博物館 所蔵)
生後わずか3週間で死亡し、化石になったと考えられています。“赤ちゃん”なので、全長は50cm程度しかありません。内臓や、最後に食べた食事まで保存されている、極めて保存状態の良い化石であり、発見地のイタリアでは“イタリアの至宝”として扱われています。
シノサウロプテリクス
(レプリカ・群馬県立自然史博物館 所蔵)
1996年に中国で発見された「羽毛恐竜」です。それまで、恐竜と始祖鳥の中間にあたる生物の化石は発見されておらず、進化上の謎”ミッシング・リンク“と言われていました。この恐竜の化石が発見されたことで、羽毛は恐竜の段階で進化し、恐竜こそが鳥類の祖先であることが明らかになりました。
タニコラグレウス
(レプリカ・群馬県立自然史博物館 所蔵)
ティラノサウルスに繋がる系統の、もっとも原始的な種類に近いと考えられている恐竜です。ティラノサウルスは全長12m以上に達し、史上最大最強の肉食恐竜の1種ですが、祖先をたどっていくと、全長3mほどの、決して目立たない肉食恐竜であったことがわかります。
なかなか北海道では見られない恐竜標本をご覧いただける期間も、残りわずかとなりました。ぜひ恐竜たちに会いに、三笠市立博物館にお越しください!
市立博物館
電話:01267-6-7545
FAX:01267-6-8455
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