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【終了】令和7年度特別展「北海道アンモナイト研究史 〜研究者と愛好家が紡いだ物語〜」


▼特別展について ▼主な展示 ▼開催概要 ▼関連記事

 

特別展について

  当館が所在する三笠市をはじめ、北海道は良質なアンモナイト等の化石の産地として有名です。そのため、古くから化石の採集と研究が行われてきました。そしてそこには、プロの研究者だけではなく、アマチュアの愛好家の活躍もありました。
 しかし、そもそもなぜ、北海道からはアンモナイトの化石がたくさん産出するのでしょう? 日本のアンモナイト研究はいつから始まり、そして、どのように愛好家が研究に貢献をするようになったのでしょう?
 そこで今年の三笠市立博物館特別展では、今まではあまり深く語られることのなかった、北海道のアンモナイトの「研究史」にフォーカスした特別展を開催します。

今村享氏採集のソウウンナイテス

主な展示

第一部 アンモナイト研究史

北海道は、種類でも数でも、日本でもっともたくさん
アンモナイトの化石が発見される場所です。北海道のほぼ中央を南北に貫くように、「蝦夷層群」という、白亜紀の海でできた地層が広がっており、そこから、多種多様なアンモナイトの化石が見つかるのです。

この蝦夷層群、そしてそこから見つかるアンモナイトの化石に関する研究は、今からおよそ140年ほど前に始まりました。それ以来、多くの研究者が、北海道から見つかるアンモナイトの謎を解き明かすべく、研究に取り組んできました。
特別展の第一部では、この140年の研究の歴史を振り返り、北海道から見つかるアンモナイトについて明らかになったことを紹介するとともに、日本の古生物学がどのように発展したかについても紹介します。

展示資料(一部)

日本のアンモナイト研究の歴史

北海道のアンモナイトは、1890年に発表された論文によって、初めて学術的に研究されました。この論文を執筆したのは、“日本人初の古生物学者”として有名な横山又次郎です。この論文以来、北海道のアンモナイトは約140年にわたって、研究が続けられました。
ここでは、横山又次郎から現在まで続く、日本人アンモナイト研究者とその主要な研究成果を紹介し、彼らが研究に取り組んだり、彼らの名前が与えらえたアンモナイトを展示します。



“日本古生物学の父”と言われた研究者・矢部長克の名前が与えられたアンモナイト「ヤベイセラス」

アンモナイト研究史にまつわる逸品

北海道では、周囲に化石産地のない、縄文時代や続縄文時代の遺跡からも、アンモナイトの化石が発見されています。このことから、古くからアンモナイトの化石がコレクションの対象となっていたことがわかります。今回の特別展では、江別坊主山遺跡から出土したアンモナイト化石を展示します。



江別市内の続縄文遺跡から出土したアンモナイト化石(資料提供:北海道大学植物園)


江別市内の続縄文遺跡から出土したアンモナイトと同種の「アナゴードリセラス」


第二部 愛好家たち

140年に及ぶ北海道のアンモナイト研究の中では、化石の研究者だけではなく、アマチュアでありながら、熱心に化石の採集に取り組んだ「コレクター」たちも、精力的に活動していました。むしろ、そうしたコレクターの貢献なしに、北海道のアンモナイト研究はここまで盛んにはならなかったと言えます。

そこで特別展第二部では、そうしたコレクターたちの知られざる活躍を紹介します。

展示資料(一部)

化石コレクター・解良 康治 氏コレクションルーム再現

三笠市出身の化石コレクター・解良 康治(けら やすじ)氏は、50年近くにわたって北海道各地で化石の採集を続けてこられた、アマチュア化石コレクターです。アンモナイトだけでなく、植物化石や脊椎動物化石など、数多くの化石を発見・収集をしてこられました。解良氏が発見した化石には、研究者に提供され、学術的な研究に用いられたものも多数あります。
解良氏は、ご自宅に、アンモナイト化石を中心とした、約400点の化石を展示したコレクションルームを設けておられました。この度、その400点の化石が三笠市立博物館に寄贈されることとなりました。そこで今回の特別展では、400点の化石に加えて、その化石が並んでいた、解良氏のコレクションルームを、特別展会場に完全再現しました。





この再現コレクションルームでは、質・量共に、一個人が集めたとは思えない規模の化石コレクションが、一部屋に収められている様子がご覧いただけます。アマチュア化石コレクターの熱心な活動の成果がわかる展示となっています。


開催概要

会場 三笠市立博物館 多目的ホール
会期 2025年7月19日(土)〜10月13日(月・祝)
終了しました
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日が休館) 
開館時間 9:00〜17:00(入館は16:30まで) 
 観覧料 特別展会期中のご入館には、通常の入館料に加えて、特別展観覧料100円が追加されます。特別展観覧料を含んだ金額は、以下の通りです。

高校生以上 550円(460円)
小・中学生 250円(220円)
( )内は20名以上の団体料金

3館共通券をご利用の場合
三笠鉄道記念館三笠市文化芸術振興促進施設 Ciel

高校生以上 850円(750円)
小・中学生 450円(400円)
( )内は20名以上の団体料金

※ 3館共通券を、三笠鉄道記念館あるいは三笠市文化芸術振興促進施設Cielでご購入の場合は、三笠市立博物館入館時に、特別展観覧料100円をお支払いいただく必要があります。
 協力
(敬称略)
解良 康治
北海道大学植物園
北海道埋蔵文化財センター
松浦武四郎記念館
三笠市立博物館ボランティアの会
山田 敏弘(北海道大学)

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お問い合わせ先

市立博物館
電話:01267-6-7545
FAX:01267-6-8455

〒068-2111 北海道三笠市幾春別錦町1丁目212-1 電話 01267-6-7545 FAX 01267-6-8455
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始(12月30日~1月4日)