三笠市立博物館

令和4年度 自然観察講座のお知らせ


三笠市立博物館では、野外に出て自然に親しみながら化石や地層について楽しく学習する「自然観察講座」を毎年開催しています。
令和4年度は6月下旬から8月上旬に合計5回の開催を予定しております。皆様のご参加をお待ちしています。
※重要:第1回と、第2~5回は申し込み方法が異なるのでご注意ください。また、第2回~第5回の内容は同一で、同時受付となっておりますので、希望の回を選んで申し込みください。
諸般の事情により、急遽行事の中止、内容の変更などを行う場合がございますのでよろしくご了承願います。


第1回講座 「白亜紀二枚貝の観察」 ※定員に達しましたので締め切りました

【内容】中生代白亜紀(約1億年前)の浅い海の底に堆積した「三笠層」とよばれる地層と化石の観察を行います。北海道の白亜紀の地層としては珍しく、ここでは様々な種類の二枚貝化石を見つけることができます。
【日時】令和4年6月19日(日) 午前10時~午後3時頃
【対象】小学生以上(小学生は保護者の同伴をお願いします。保護者も参加人数に含みます。小学生未満は安全上の理由から同伴できません)
【定員】24名
【参加料】1人400円。別に博物館の入館料がかかります。
【申込方法】6月1日(水)午前9時より電話(01267-6-7545)にて先着順受付。定員になり次第締め切り。
【備考】現地で昼食をとる予定ですが、当日の気温や天候によっては、博物館に戻っての昼食に変更する場合があります。後述の「持ち物」と「服装」の項目もお読みください。川の中は歩きません。
【観察場所について】急崖の下なので、頭部を保護するためにヘルメットの着用をお願いします(ヘルメットは当館が用意します)。日当たりが良い場所なので、地面からの反射熱も合わさって、かなり気温が高くなる可能性がありますので、飲料水など暑さ対策に留意ください。

運動靴など歩きやすい靴を着用願います(水の中には入りません)。雨の後などは地面がぬかるんでいることもあるので、長靴でもかまいません。ただし、気温が上がりやすい場所なので、暑くなる可能性は考慮ください。

化石は崖下に多数転がっている転石から探します。ここでの化石探しは、どんどん岩を割って探すというよりも、落ちている岩の表面をよく観察して化石を探す、というイメージになります。ここの岩は砂が固まった「砂岩」とよばれる岩石で、とても固いので、慣れない人には簡単には割れません。そのため子供が割るのは難しいため、ハンマーは大人の方だけ用意していればよいかもしれません。

ここに分布する地層は、恐竜やアンモナイトが栄えた中生代白亜紀に堆積したもので、「三笠層」とよばれます。おおよそ水深10~数十メートルの浅い海底で堆積した地層で、非常にたくさんの種類の二枚貝化石を観察することができます。また、トリゴニア(サンカクガイ)とよばれる二枚貝の化石を豊富に観察できるのも特徴の一つです。トリゴニアは、「生きた化石」の一つで、中生代に世界中で栄えたものの、現在ではオーストラリア近海にしか生息していません。ここでは同じ時代に生きていたアンモナイトの化石はあまり見つかりませんが、北海道内でも、これだけたくさんの種類の白亜紀二枚貝化石が見つかる場所はあまりなく、貴重な観察地となっています。

 
 
  


 

第2回~第5回講座 「アンモナイトの観察」

【内容】川の中を歩きながらアンモナイトや二枚貝の化石を観察します。北海道は国内ではもっともたくさんアンモナイトの化石が見つかる場所です。この講座では「蝦夷層群(えぞそうぐん)」とよばれる、中生代白亜紀の地層(約9千万年前)からアンモナイトを始めとしたさまざまな海の生き物の化石を観察します。
【日時】
第2回:令和4年7月30日(土) 午前10時~午後3時頃
第3回:令和4年7月31日(日) 午前10時~午後3時頃
第4回:令和4年8月  6日(土) 午前10時~午後3時頃
第5回:令和4年8月  7日(日) 午前10時~午後3時頃
【対象】小学生以上(小学生は保護者の同伴をお願いします。保護者も参加人数に含みます。小学生未満は安全上の理由から同伴できません)
【定員】24名
【参加料】1人 400円。別に博物館の入館料がかかります。ただし、第2回から第5回講座の実施日はいずれも、特別展期間中となるため、一人当たり100円の特別展観覧料が入館料に追加されます。
【申込方法】往復はがきにて、6月1日(水)より受付開始、6月30日(木)(必着)までにお申し込みください。往復はがきの「往信面」に参加希望回、参加者全員の氏名、年齢(学年)、代表者の住所と電話番号を、「返信の宛名面」には返信先の住所・氏名をご記入ください。家族ごとに1枚の申し込みとします。
・応募者多数の場合は抽選になることがあります。※参考;例年抽選となっています。
・参加の可否は7月中旬ごろまでに返信はがきにて通知します。
・往復はがきの記入時に、「往信面」(参加者の希望回や住所などを書いていただく面)と「返信面」(当館が参加可否などを印刷するので白紙としていただきたい面)を誤って逆に記入される方が散見されます。返信の際に不都合を生じますので、お間違えなきようお願い申し上げます。
※第2~5回の「アンモナイトの観察」の申込は同時に受け付けております。参加できるのはこの内の1回だけです。参加希望回を限定しなくてもよい方は、1枚の葉書に第4希望まで記入してもかまいません。
【備考】川の中を歩きます。後述の「持ち物」と「服装」の項目をお読みください。
【観察場所について】当日の川の水量にもよりますが、深いところで膝くらいの水位の場所を歩きます。ぬれても良い靴や、長靴が必要です。ただし水位が高い場合、長靴では丈が足りないこともあります。特に、子供用の長靴は丈が短いので、水位にかかわらず、ほぼ確実に水が入ってしまいます。動きやすさの観点からも運動靴を推奨します。運動靴を着用する場合は、素足ではなくて靴下を着用してください。素足だと、くるぶしと、川の中を歩くときに靴の中に入りがちな小さな石から足を護れないからです。サンダルなど、一部でも足の露出する履物はケガをする恐れがたいへん大きいため、絶対に避けてください。

また、川に入る際に、スボンが濡れるのを避けるために、裾をまくりあげる方が散見されますが、ズボンの着用理由は足の保護のためですので、まくりあげては意味がありません。濡れることを厭うことなく、潔く川に入りましょう。

1か所にとどまるのではなくて、移動し続けながら観察を行うので、歩きやすい態勢としてください。季節的に真夏となりますが、濡れながら歩いているので、それほど暑くは感じないことが多いようです。

化石は川の中や、川岸に転がっている「ノジュール」と呼ばれる非常に固い岩の中に入っていますので、歩き続けながらノジュールを探します。ただし、初めての方にはノジュールを見分けるのが難しいこと、そして近年ではノジュールが少なくなっていることなどから、アンモナイトの化石を見つけることは容易ではありません。また、ノジュールは固いので子供の力で割るのは困難です。ハンマーを携行するのは大人の方だけでも良いかもしれません。

観察地の地層は、中生代白亜紀に堆積した蝦夷層群と呼ばれる地層群の一部からなり、国内で最もたくさんアンモナイトの化石が見つかることで知られています。この地層は主に水深100~数百メートルの、やや深い海底に堆積した泥が固まってできた泥岩とよばれる岩からなり、色々な種類のアンモナイトや、イノセラムスと呼ばれる二枚貝、そしてクビナガリュウやモササウルスといった当時の海に生息した大型の爬虫類などの化石が見つかります。実際に過去の講座でも、何度かクビナガリュウの骨の破片を参加者の方が発見したこともあります。
 


持ち物

昼食(野外で昼食をとります)、飲料水、軍手、防虫スプレー、リュック、古新聞(化石同士がこすれて傷つかないように化石を包むために使用)、岩を割るハンマー(頭が金属製の丈夫なもの。頭がプラスチックやゴム製のものは役に立ちません。化石の入っている岩はとても固く、小学生程度の方には割るのが困難です)など。なおハンマーはレンタルもしています(1本100円)。天候によっては雨合羽などの雨具もご用意ください。
手に荷物を持っていると転びやすくなりますので、荷物はすべてリュックの中に入れてください。岩をコンビニ袋などに入れて運ぶ方もいますが、ビニールの袋は容易に破れるので注意してください。袋が破れて中身がこぼれた、という事態がしばしば目撃されています。
※観察地は山の中なので、売店や自販機、トイレ(約3時間トイレにいけません)などはありませんのでご注意ください。また、アブやカなどの虫が多く発生していることもありますので、体質等の理由で、虫に過敏な方は、事前に十分にご留意ください。


服装

動きやすい服装。虫や木の枝、岩の破片などから肌を守るため、長袖、長ズボン(ひざやすねを露出していると虫さされや、ケガの原因となります)を勧めます。日差しをさけるため帽子も必要です(第1回は崖の下で活動を行うためヘルメットを着用します。ヘルメットは当館が用意します)。
※野外活動時にはマスクは不要ですが、事前レクチャーや、移動のバスの中、クリーニング体験など室内空間ではマスクを着用してください。


講座スケジュール

以下におおよそのスケジュールを示します。なお当日の天候・気温等の理由で、スケジュールが変更になる場合があります。

10:00 集合(遅れないように願います。定刻に行事を開始します)
10:00~10:30
 レクチャー(注意点や当日観察する化石に関する説明等)
10:30~11:00 野外観察地へ移動(博物館で用意するマイクロバスに乗ります)
11:00~13:30 化石と地層の観察(12時ころ昼食。昼食は現地でとります)
13:30~14:00 野外観察地から博物館へ移動。帰館後小休憩(必要に応じて各自着替え等をしてください) 
14:00~15:00 化石クリーニング(化石のまわりについている余分な石を取り外す作業)
15:00 解散予定

※野外観察地へ向かう際は、昼食、飲料水、道具などを忘れずにお持ちください。野外から戻った後の着替えなどは、帰館後に行えますので、現地に持参する必要はありません。各自の車などに残しておいてください。また貴重品以外であれば、現地に行っている間、館に置いておくこともできます。

     


そのほか

この行事で、地層や化石の観察に立ち入る場所は、普段化石採集が禁止されており、今回は教育普及目的という理由で、関係官庁に許可を申請して入林することになります。また、本講座の主目的は、地層や化石の観察が主となっておりますので、自然保護の観点からも化石採集は最小限に留められますことを予めご理解ください。
なお、講座前日や当日の天候、川の水位等の状況によっては、野外へ行くのを取りやめ、室内行事に切り替える事があります。また、場合によっては講座自体を中止することがあります。どちらの場合も、参加者の方には当日朝の7時ごろより、順次当館より電話にて連絡をいたします。従いまして、この講座をお申し込みの際に、申請または記載する電話番号は、当日の朝、確実に連絡ができる番号をお知らせ願います。

ご不明の点は下記の連絡先にお気軽にお尋ねください。皆様のご参加をおまちしております。
  

お問合せ先・申し込み往復はがきの送付先

三笠市立博物館
068-2111 三笠市幾春別錦町1-212-1
【TEL】01267-6-7545  【FAX】01267-6-8455