三笠市立博物館

【終了】令和4年度企画展「北海道のアンモナイト ~コニアシアン編~」

本企画展は終了しました 

 
もくじ
  展示概要
  コニアシアン期とは
  企画展詳細
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展示概要

 三笠市立博物館と、三笠市立博物館ボランティアの会が共催する企画展シリーズ「北海道のアンモナイト」の第9弾として、「コニアシアン編」が2023年2月4日から5月7日まで開催されます。この企画展では、ボランティアの会会員が所蔵する、北海道産アンモナイト化石300点以上を展示しています。いずれも、白亜紀の中でも「コニアシアン期」という時代に生息していた種類です。
 個人所蔵のため、この企画展でしか見ることのできない、魅惑のアンモナイト化石をぜひご堪能ください。


コニアシアン期とは

 北海道で、アンモナイト化石が豊富に産出する地層は、中生代白亜紀という時代に堆積したものです。この白亜紀は、8000万年間という、非常に長い期間を指すため、その中ををさらに細かく12の時代に分けます。「コニアシアン期」というのは、その白亜紀を細かく区分した時代のひとつで、今からおよそ8980万年~8630万年前を指します。


 
 コニアシアン期には、この時代にしか生息しないデコボコ型のアンモナイトがたくさんいました。バロイシセラスやペロニセラスなどがその代表格です。これらのアンモナイトは、現在のインド洋から中東・地中海にかけて広がっていた、テチス海という暖かい海から、現在の北海道にあたる地域に進出してきた種類のアンモナイトで、白亜紀の海で生き物がダイナミックに広がっていったことを示す証拠です。
 
 
 その一方で、北太平洋地域に固有のアンモナイトもたくさん出現しました。異常巻きアンモナイトが特にその典型例で、ひとつ前の時代、チューロニアン期に出現したニッポニテスやユーボストリコセラスなどの仲間が、多くの種へと進化していきました。
 
 この企画展では、これらのアンモナイト約300点が展示されています。いずれも、会員の皆さんが道内各地で採取した、貴重な標本です。個人コレクションのため、普段はご覧いただくことができない化石たちを、ぜひこの機会にご堪能ください。
 

企画展詳細

【日 時】2月4日(土)~5月7日(日)【会期終了しました】
【場 所】三笠市立博物館 多目的ホール
【展示数】約300点
【料 金】入館料のみでご覧になれます。
【主 催】三笠市立博物館・三笠市立博物館ボランティアの会


(クリックすると、別ウィンドウでPDFファイルが開きます)

皆様のご来場を心よりお待ちしております!


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お問い合わせ先

市立博物館
電話:01267-6-7545
FAX:01267-6-8455